その他の研究活動等
国際交流・社会貢献等の概要
International Exchange and Social Contribution
研究成果の社会への還元と教職員の社会的活動
国・地方自治体の各種審議会・委員会等の委員,外部研修講座の講師,一般向けの講演や公開講座の講師等の委嘱依頼は多数に上り,数多くの教員が積極的に対応している。
近年の取組
研究者ニーズによる連携活動として,東京都医工連携HUB機構と板橋区産業振興公社共催で,交流会を開催しています。
- 2017年11月27日 日本大学医学部リサーチセンター4階ホール 第1回東京都・板橋区 医工連携交流会in 日本大学医学部附属板橋病院(クラスター研究会)
- 2018年10月22日 日本大学医学部リサーチセンター4階ホール 第2回東京都・板橋区 医工連携交流会in 日本大学医学部附属板橋病院(クラスター研究会)
- 2020年11月12日 オンラインミーティングシステムZoom 東京都・板橋区 医工連携交流会 板橋区内3病院合同開催
- 2023年1月25日 オンラインミーティングシステムZoom 東京都・板橋区 医工連携交流会 板橋区内3病院合同開催
地域貢献
平成28(2016)年8月30日付けで,板橋区と日本大学医学部(以下,両者という。)との連携に関する基本協定を締結し,両者が有する資源を有効に活用し,包括的に連携・協力することによって教育・学術研究の発展及び活力ある地域社会の形成に努めています。
協定先 | 締結期間 | 協定記載の連携内容 |
東京都板橋区 | 平成28(2016)年 8月30日~ |
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主な連携事業
- がんサポート講座、乳がん・子宮がん患者支援
- ぬいぐるみ病院プロジェクト
- 医工連携交流会
- 板橋区・板橋区企業との板橋病院における「紫外線照射ロボット」実証実験
自治体との連携(寄附講座)
名称 | 連携自治体 | 目的 | 設置期間 |
日本大学地域救急人材育成・ 調査研究寄附講座 (埼玉県) |
埼玉県、朝霞市、 志木市、和光市、 新座市、国立病院機構埼玉病院 |
埼玉県朝霞地区四市( 朝霞市、志木市、和光市、新座市) 第二次救急医療圏における救急医療に携わる医師の育成および確保を行う。 また同地区での救急医療体制の充実を図るために、 医学部関連施設・関連分野と連携強化を図り、 救急医療体制整備に関係する調査研究・支援を行う。 |
平成30年度 ~ 平成31年度 |
日本大学地域救急人材育成・ 調査研究寄附講座 (埼玉県) |
埼玉県、和光市、 国立病院機構埼玉病院 |
埼玉県朝霞地区第二救急医療圏において行われる 救命救急医療に携わる医師の育成及び確保 並びに救命救急医療体制の充実を図るため, 甲において人材育成並びに救命救急医療体制整備に 関する調査研究及び支援を行うことを目的とする。 併せて,本講座による支援により救命救急医療体制の 充実強化に努めるものとする。 |
令和3年度 |
日本大学地域救命救急医療人材 育成・調査研究寄附講座 (埼玉県) |
埼玉県、 朝霞地区四市(和光市・新座市・ 朝霞市・志木市)、 国立病院機構埼玉病院 |
埼玉県,朝霞地区四市(和光市・新座市・朝霞市・志木市) (以下,朝霞地区四市という)での第二次救急医療圏における 救急医療に携わる医師の育成および確保を行う。 また同地区での救急医療体制の充実を図るために、 独立行政法人国立病院機構埼玉病院(以下、埼玉病院と表記) を介して、医学部関連施設・関連分野と連携強化し、 救急医療体制整備に関係する調査研究・支援を行う。 朝霞地区四市は、埼玉県南西部医療圏に属し、 日本大学医学部附属板橋病院と隣接している第二次救急医療圏である。 同地区からの救急搬送や紹介患者は多く、 日本大学医学部に設置した寄附講座および附属板橋病院が 同地区の救急医療支援を行う社会的役割は大きい。 本寄附講座および板橋病院救命救急センターが、 埼玉病院を介した朝霞地区四市の救急医療支援を行うことにより 特定機能病院・高度急性期医療機関としての使命を果たし、 地域包括ケアシステムへの連携を円滑に進めることを目的としている。 |
令和4年度 |
共同研究・受託研究・特許等取得状況
「日本大学教育憲章」における「社会に貢献する姿勢」を涵養し,国及び地方公共団体並びに産業界との積極的な連携・協力を行うことにより,本大学の研究活動の活性化,産官学連携の推進,新産業の創出等を通じて社会への貢献を図るとともに,研究力の強化に努めています。
また,産学官連携を通じてイノベーションに結実する研究シーズの創出を強化していく取組みとして企業等との受託・共同研究があり,企業等との信頼関係の醸成,パートナーシップの強化に加え,社会的ニーズや市場ニーズの把握により,研究へのフィードバックが期待されます。
本学部では臨床研究系の受託・共同研究及び政府系資金の受託研究の獲得に重点を置いており,知識・技術を互いに供与し合うことに加え,独自のネットワークを最大限に生かして他大学等関連機関を横断した受託・共同研究を更に推進させ,人的及び研究交流の活発化を図っています。
具体的な取組例
本大学では,本大学の学術の振興を図ることを目的として,専任教職員の学術研究に対して,研究助成金を交付しています。
令和3年度学術研究助成金(社会実装研究)の採択を受けた本学部の増田しのぶ教授(病態病理学系腫瘍病理学分野)と株式会社西川精機製作所等とで共同研究契約を締結し,本大学の研究成果を社会に還元すべく取り組んでおります。
本大学研究代表者 | 研究課題名 | 研究内容 | 連携先機関 |
病態病理学系 腫瘍病理学分野 教授 増田しのぶ |
病理標本の膜厚測定機器開発: 膜厚標準化による標的分子評価と 人工知能体系の適正化 |
病理組織切片の膜厚を コントロールする システムの開発 |
株式会社西川精機製作所 がん研有明病院 |
本大学の共同研究の取組・推進方針
海外との交流
(1)海外学術交流提携校
大学間の海外学術交流提携校の他に,アメリカ1機関,タイ1校,韓国1校との間で交流協定を締結し,学術研究の積極的な交流を図っている。
(2)学生交流
韓国の嘉泉医科大学との交換留学の他,課外活動の一環として文化部N-MES(Nihon university of Medical English Speaking Society)が国際医学生連盟を通して,世界各国から,医学生を受け入れ,本医学部からも学生を海外に派遣している。また,授業の一環としても韓国の嘉泉医科大学と学生の相互受け入れを行っている。