研修の流れ

日本大学消化器外科では、低侵襲手術(腹腔鏡下、胸腔鏡下、縦隔鏡下、もしくはロボット支援下)の導入を積極的に行っています。低侵襲手術は、手術動画が残りますので手術教育という点でもメリットがあります。低侵襲手術のトレーニングが常にできるよう教室内にはドライボックスを常設しており、定期的に動物を用いたアニマルラボも開催することで、十分な修練を行うことが可能です。
外科専門医、消化器外科専門医を取得するために必要な手術経験数、業績を教室で把握することによって最短で資格が取得できるシステムを作っています。

初期臨床研修(医師1-2年)

すべての科をローテーションする中で、外科系研修1ヵ月が必修。消化器外科では病棟のグループに配属され、外科診療に必要な知識や基本手技を学びます。2年目は1-2ヵ月の研修を選択する事ができます。チャンスがあれば上級医指導のもと実際に手術を執刀していただきます。

消化器外科入局(医師3年目)

入局1年目は板橋病院または日本大学病院どちらかのグループに配属となり消化器外科研修をスタートさせます。その後もグループを定期的にローテーションするため、診療の偏りがないような体制にしております。周術期管理について学び、良性疾患、救急疾患を中心に指導医のもと手術を執刀し修練していただきます。術前から、治療や術後管理までの流れを把握しマネージメントできる外科医を目指していただきます。

関連病院出向(入局2-4年目)

入局2年目以降は関連病院へ出向し、多くの手術を術者として経験することができます。外科基本的知識と技能の習得はもちろん、自身が主治医として診断から治療へ応用する力を養います。関連病院は2施設ローテーションし、全員がなるべく偏りなく多くの経験ができるよう配慮をしております。外科専門医取得のために必要な症例は十分経験することできます。

大学院入学

入局2年目以降、希望者は大学院に入学し、学位取得に向け学びます。大学院卒業までの4年間のうち前半は、大学院での講義を受けながら、臨床研修を平行して行う事ができます。後半は自身の研究に専念していただき、学位取得に向け論文作成を行います。

国内・国外留学

外科専門医を取得後は、より専門的な知識や技術の習得を目指します。大学病院で臨床研究を行いながら学位取得を目指すことができます。また、自身で決めた専門領域をさらに追及するために国内・国外での留学を希望することもできます。

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研修医
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