研修について
グループ紹介
板橋病院
板橋病院では、2023年度より病棟診療を2グループ制で対応しています。
肝胆膵グループでは、4人の病棟医で診療にあたっています。肝癌、膵癌、胆管癌をはじめとし、良悪性を含めた肝胆膵疾患を担当しています。肝癌や膵尾部癌では岡村教授を筆頭に、腹腔鏡手術の導入に力を入れ、ここ数年で腹腔鏡手術症例も増加しています。また、今年度からはロボット支援下肝切除も導入され、岡村教授とともに日々切磋琢磨しています。
消化管グループも病棟医4人で診療しています。胃癌、結腸癌、直腸癌などの消化管疾患を主に担当しています。主に腹腔鏡での手術を行っており、昨年度からはこちらも五十嵐先生を中心とし、ロボット支援下直腸手術を行っており、手技の定型化を目指しています。
虫垂炎や胆嚢手術、ヘルニア等の一般疾患はいずれのグループでも対応しており、同様に消化管穿孔や腸閉塞等の緊急疾患も両グループで分担して対応しています。若手の入局員は定期的にグループ交代をし、肝胆膵領域も消化管領域も幅広く経験し、自身の希望分野を選定していきます。
日本大学病院
日本大学病院消化器外科では、2021年1月に山下裕玄教授が赴任し、林成興准教授、寺本賢一先生、萩原謙先生、以下3名の病棟医で診療を行っています。
従来の消化器一般外科診療に加えて、上部消化管疾患に特化した診療体制も構築してきました。食道癌に対する縦隔鏡下食道亜全摘術、病的肥満症に対する腹腔鏡下スリーブ状胃切除術、腹膜播種陽性胃癌に対する集学的治療など、先進的かつ専門的な医療を提供できる体制となっています。下部消化管疾患、肝胆膵疾患、腹部救急疾患等に対する手術も、良悪性を問わず積極的に行っており、若手の入局員の先生にとっては偏りなく症例を経験できる環境となっております。
また、消化器内科とともに消化器病センターとして日々診療を行っており、合同カンファレンスであるCancer Boardを月2回行い、治療方針を検討しています。消化器内科とは密な連携をとっており、2科が協働して行う低侵襲手術(腹腔鏡内視鏡合同手術)も多数例施行しております。