資格制度

消化器外科医として、まず初めに目指す資格が日本外科学会専門医です。日本外科学会専門医は最短で卒後6年目に取得ができます。そして、日本外科専門医を取得後に次に目指す資格が、日本消化器外科専門医となります。消化器外科専門医は最短で卒後8年目に取得できます。

消化器外科専門医を取得すると、それぞれのサブスペシャリティに取得へと移っていきます。

上部消化管(胃、食道)領域を専門にするのであれば日本食道学会の食道科認定医や食道外科専門医、肝胆膵領域を専門にするのであれば日本肝胆膵外科高度技能専門医や日本肝臓学会専門医、下部消化管(結腸、直腸)領域を専門にするのであれば日本大腸肛門病専門医などです。現在、肝胆膵手術以外は腹腔鏡手術が開腹手術よりも比率が高くなっているので、内視鏡外科技術認定医の取得を目指す人も増加しています。また近年はさまざまな領域でロボット手術が導入されており、ロボット手術の認定資格の取得を目指す人も増加しています。

当科は8年目以上の医師は日本外科専門医および日本消化器外科専門医を取得しています。サブスペシャリティとして、日本食道学会食道科認定医は1名、日本肝胆膵外科高度技能指導医・専門医は5名、日本内視鏡外科技術認定医は7名、日本大腸肛門病専門医・指導医は1名、Certificate of da Vinci console surgeonは3名と資格取得に必要な指導体制が整っています。

資格制度
資格制度