放射線科医を目指している方へ

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1. 後期研修

専修医コース

日本医学放射線学会専門医取得をその中心に置いてタイムスケジュールを作成しています。
総合修練機関である板橋病院を含めた修練機関においてシニアレジデント3年の研修を行います。

初期研修を含めて最短6年目に放射線科専門医試験の受験資格を得て、合格すれば放射線科専門医の資格を得ます。さらに2年間の研修で放射線診断専門医あるいは治療専門医の受験資格を得たのち、そのどちらかを選択し合格すれば放射線診断専門医または放射線治療専門医となります。この段階で、放射線科専門医としてはほぼ一人前となりますが、さらにその後の研修において後期専修医として各専門分野の知識を広めるとともに、さらsubspecialistとしての分野に分け入ることもでき、実際日本核医学会専門医や日本がん治療認定医などを取得している医局員も少なくありません。
尚、研修期間の待遇については専修医として病院で定めたものと、希望により初期は一般診療、健康診断医等より始め、放射線科医としての専門的知識の修得にあわせて規定の範囲で外勤を行っています。

大学院コース

初期臨床研修2年の次に大学院4年となりますが、この4年間を前期3年と後期1年に分けます。

前期3年は、専修医コースとほぼ同様の臨床研修を行い、それぞれの研究に対応した内容を主とします。これにより専修医コースと同様に放射線科専門医試験の受験資格を得て、合格すれば放射線科専門医の資格を得ます。
後期1年は学位申請のため、前期より継続している研究に専念し、研究発表、学位論文作成を行います。卒後6年で学位取得となります。その後、2年の臨床研修で臨床医として重要な放射線科専門医(診断または治療)の取得をめざします。
当科では放射線医学のすべてにわたり、専門医として持つべき知識・経験を習得することを教育の根幹としています。前述のように放射線医学は特に専門性が高く、高度の専門性が要求されることがしばしばで専門領域に特化しがちとなります。しかし研修時代の医師は広い知識と経験を得ることが将来の専門性を生かす点でも重要と考え、画像診断や放射線治療のみならず、放射線物理・放射線生物学・被曝管理など放射線科専門医として幅広い知識を習得することを大事にしています。

  • 日本大学板橋病院における後期研修制度については
    http://www.med.nihon-u.ac.jp/kensyu/k_training/index.html

  • 当科における後期研修内容については
    http://www.med.nihon-u.ac.jp/kensyu/k_training/pdf/24.pdf
    にも記載してありますので、あわせてご参照下さい。

  • 2. 研究

    脳機能解析や胸部および肝胆膵画像診断を中心とした、基礎・臨床研究にも力を入れており、医局員の学位取得にも積極的に取り組んでいます。
    具体的な研究内容については、研究部門紹介および研究業績をご覧下さい。




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